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作業日誌 自作したモノ

駐車場に電気温水器を設置する6ースイッチパネルを設置して完成~使ってみて

今回の作業日誌は電気系統の工作物の紹介と実際に使ってみての感想です。

スイッチパネルと電力量計

電気温水器本体は裏庭に設置してありますので、電源オンオフSW、電力量計、水温計を駐車場から操作できる場所に設置します。

2mほどの可とう電線管を電気温水器本体から駐車場のウッドフェンスまで敷設。 ウッドフェンスにスイッチパネルを固定することにしました。

温水器回路図のブルーのパーツが電線管で延長されこのスイッチパネルに配置されています。

電気温水器はかなり電力を食いますのでどれほど消費するか興味津々。 可視化のために電力量計をスイッチパネル内に取り付けました。

必要な数値は右側の電流(現在23.53A)と積算電力(現在1.00Kwh)です。 積算電力は設置後からの電力量が累積され電源を切ってもリセットはされません。 
必要ならばリセットボタンで操作して0から積算し直しが出来ます。

これで、ひと冬で電気温水器のためにどれだけ電気代がかかったが分かります。 

スイッチパネルの防水

スイッチパネルは、電気温水器本体を収納するために購入した(失敗した)アイアンウッドの余りで作りました。

先の写真のとおりウッドフェンスと色が違いますが、「色を揃えるという美観」まで手が回りませんでした。 
早く完成させねば冬が終わってしまう・・・と少々追われております。

回路図のとおりスイッチパネルにはAC100v、AC200vが来ていますので防水には念を入れておきます。 はたしてこれで完全かどうかは怪しいですが・・・。

スイッチ等が固定されるアルミ板(T=2.5㎜)の裏側はFRPを積層してありますので、木材同士の隙間からの雨水の侵入は防げるハズ。

そして最初の写真のとおりフタ部分はエプトシーラーを防水パッキン代わりに施工してあります。
また写真がありませんが、この木箱裏側(ウッドフェンスに面する)はアルミ板+エプトシーラーでフタしてあります。

スイッチパネル扉のラッチ

扉のラッチはプッシュ式のボンネットピンを流用しました。 
しっかりとエプトシーラーを圧縮して扉を閉めるにはパッチン錠が安心ですが、パッチン錠だと昔の木箱っぽくて面白くないし・・・「木箱+パッチン錠」は昔の救急箱を連想してしまいます。(古いですね)
というわけでボンネットピンでちょっとカッコつけてみました。

このポンネットピンはAmazonで1500円ほどでした。 2個セットです。 ボタン部分のカラーも黒、青、銀、赤があり作品に合わせて選べて楽しそう。 単にアルマイト加工が好きなだけですが・・・。

ちゃんと位置合わせしておけば確実な動作をしてくれます。 閉める時は押し込むだけでパチンと閉まり、開ける時はボタンを押すとパチンと開きます。

位置の調整に少々気を使いますが満足感の高いパーツです。 開け閉めの度に「よくやった自分」と笑みがこぼれます。

漏電遮断器の容量アップ

現在、自宅から作業小屋、EV充電器の2か所に分岐して供給しています。 夜間しか使わないEV充電器行きの漏電遮断器から分岐して電気温水器に電力供給します。

分電盤の様子

EV充電器は200vで15A流れますのでこれまで写真手前の20A漏電遮断器を付けていましたが、電気温水器は25A~30A流れるらしいので要交換。
40Aの漏電遮断器にしました。

実測では25A~26A程度でしたが、25A×200v=5000Wとかなりの電力食いです。
EV充電の3000Wで結構流れるなあ・・とビビッていたのに5000Wとはちょっと怖いですね。

水温計

保温タンクの温度と3方バルブの温度をスイッチパネルに表示しています。 必要かと言われますとなくても問題ないのですが、温度好きの興味ですね。

保温タンクの水温が出口付近ではどのくらい低下するのか数値で知りたいんです。

使用した温度計は格安で販売されているデジタル温度計。 6個入りで1000円で購入。

Amazonレビューでは「値段なり」「表示温度のばらつきが大き過ぎ」といったネガティブ意見もありますが、私の使用ではあまり精度は必要ありませんのでOK。
このとおりまあまあの精度かと満足しております。

保温タンクへの取り付けはセンサー部分をフタの隙間からタンク内に誘導し固定してあるだけ。 カンタンですね。

問題は3方バルブの管内の温度測定。 

温度センサーを余った配管部品を駆使しこのように収めました。

こういう作業って「機械装置を作っている」ような気がしてワクワクしてしまいます。

で、結果どうかといいますと(前記事にも書きましたが)保温タンクと3方バルブでの温度差は僅かでした。

左が保温タンク内温度「44.1℃」、右が3方バルブ内温度「43.4℃」と「0.7℃」の差でした。
こうやって装置の動作具合を見れると楽しいんですよね。(笑)

実際に使ってみて

スイッチパネルを取付けてやっと駐車場用電気温水器の完成となりましたが・・・、実際使ってみますと完全に満足のいく完成とはいきません。(笑) 

ネガティブ感想 その1 凍結が厳しい朝はホースリールが凍結しておりお湯が使えない。
→ ホースリールを屋内保管して使う時だけ接続するなど運用を変える必要あり。
→ しかし、ホース接続部は確実の凍るので結局室内からお湯を持ってきてかける必要がある。
→ 室内からお湯を持ってくるならそれを直接フロントガラスの解凍に使えばOKなので電気温水器のメリットが半減。

ネガティブ感想 その2 電気温水器は非力であった。
5000Wとはいえ14リットルの保温タンクを満タン(実質13リットル)になるまで6分30秒かかり、洗車開始まで少々待ち時間が発生します。
洗車中は「お湯をかける」→「お湯を止めて擦り洗い」→「お湯で流す」とオンオフを繰り返します。
お湯を出していないときにも温水器からちょろちょろタンクに補充されるので「節約気味に使っていれば」お湯が切れることはないのですが「節約気味」というのがちと寂しい。

ポジティブ感想 その1 洗車時にお湯がでるのはすごくありがたい!嬉しい!
実際洗車につかってみると「ひじょーに快適です!!」 
44℃のお湯がホースからでてくるので手がお風呂に浸かっているみたいでポカポカです。 足湯ならぬ手湯です。

あれ?ネガティブ意見の方が多いですね。 
結構手間をかけて作ったのですがなかなか「うん、パーフェクト!」と言えるモノを作るのはムズカシイですね。

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