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作業日誌

作業台の敷き鉄板をアルミに交換ープラズマカッターで廃棄鉄板を刻みました

今回の作業日誌は敷き鉄板の交換です。

作業台(木製)に厚さ2.3㎜の鉄板を敷いてあるのですが、かなり前から溶接の熱等で反り返っておりました。

最近完成した卓上の低速チップソーの就任をお祝いし、作業台を一新することにしました。 新しいモノには新しいモノです。(笑)

鉄板からアルミ板に変更

新たな敷物は「鉄板にすべきか、アルミにすべきか、厚さはどうするのか・・・」悩みました。
敷き鉄板を外した作業台はこんな感じ。

鉄って結構重いんですよね。 現在の敷き鉄板は650mm×1820mmで厚さ2.3mm。 重量は22kgほどあります。 
薄いわりに結構ヘビー。

厚さ2.3mmは薄くて簡単に反ってしまうので、次の規格である3.2mmか4.5mmにしたいのですが、重すぎて人力で載せるのは厳しそう。
同サイズの3.2mmだと30kg、4.5mmだと42kgになります。  

対して、同サイズの5mm厚アルミは16.5kg。 だいぶ軽く感じます。

今後さらに重量物(工作機械)を置く予定なので「単なる敷き物」で重くしたくないなあと思い、新たな敷板はアルミ板5mm厚に決定しました。

アルミは少々高いけどキレイです

5mm厚アルミ650mm×1820mmのお値段は・・・・27,000円。
同サイズの4.5mm厚の黒皮鉄板のお値段は20,000円弱。 アルミはちょっと高価ですね~。

やはり鉄にしようかな?と心が揺らぎましたが直感に従います。
後悔しないためにも「自分がいい」と納得したモノを選択です。

長さ1820mmの一枚モノだと搬入に苦労しますので650mm×920mmの2枚に分割して購入。 狭い作業小屋なので仕方がありません。  
広い工房が欲しいなあ・・・

こちらが設置中の様子。 

軽いアルミを2分割してあるので設置が楽々でした。

保護シートは片面だけ剥がして設置。  新品のアルミは美しいですね。

アルミ製の低速チップソーとマッチしていていい感じはないですか! またまた自己満足です。 
アルミにしてよかった~。
もちろん柔らかいアルミなのですぐに傷だらけになることは承知の上です。

なお今後は、低電流の溶接でも「熱くならないだろう・・・」とは油断せず直にこのアルミ板の上では溶接いたしません。(反省)

ちゃんと溶接用にアルミ板8mm厚も購入しておきました。8mmアルミ板で溶接台を作ります。

古い鉄板はプラズマカッターで小さくします

古い鉄板は資源ごみになりますが、こちらの自治体では1辺50センチ以下でないと回収されません。
そのため30センチ角くらいにカットせねば。

プラズマカッターでカットするの図。  ↑ ↑
パネルソーでカットすれば簡単なのですが、「捨てる鉄板のためにチップソーを消耗したくないなあ」という気持ちになり、古いプラズマカッター登場です。

プラズマカッターは思ったほど便利でなかった

もちろん用途によるのですが、直線カットだけならプラズマの出番はないかなあ・・・というのが正直な感想です。

「刃を痛めることなくサクサクと鉄をカットできる便利もの」と期待して購入したのですが手間のかかる道具でした。 サクサクとはいきませんでした。(笑)

使用したプラズマカッターはこちらです。 200V仕様です。

このほかのエアコンプレッサーが必要です。 結構エアを食います。
鉄板2.3mmのカット時の電流は35A、エア圧は3.5kg/㎠でした。

思ったほど便利でない理由は・・・・、

1、一定速度でプラズマのノズルを移動させるのがムズカシイ。
鉄板に軽く接触させてスライドさせるのですが、所々ひっかかったりと一定速度で滑らかにスライドさせることは手動では困難です。
CNC化、電動化などで一定速度で移動するよう工夫しないときれいな切断面は得られません。

2、切断面が美しくない。
鉄を溶かして吹き飛ばしているので、断面が溶岩といいますか溶けて波々になってしまいます。 (溶けて黒光りしているので芸術作品的な雰囲気がありオブジェとしてはいいのかもしれません。)
工作材料として使うには結局サンダーで研磨して面出しする必要が発生してしまいます。

3、あたりが鉄の粉だらけになる!
溶けて吹き飛ばされた鉄が粉になって周りに舞います。砂鉄より細かい粉状です。 作業台、床が「ザラザラ」というより「サラサラ」といった手触りになります。
一応ガラス繊維の耐熱袋に向かってプラズマを吹かせており大半は袋に回収されています。それでも周辺が黒い粉で覆われてしまいます。 作業小屋内でやるんじゃなかった・・・。

お掃除が大変でした。そして自分の鼻の中のお掃除も大変でした。 
キタナイ話ですが、鼻の中をティシュで拭うと「黒、黒、黒!」でビックリしました。 体の中からあってはならないモノが出てきたみたいな不安でドキッとしてしまいました。

という以上の理由から今後プラズマカッターを使う事はなさそうです。

動画をご覧になると分かりますが、盛大に火花が散っているということは盛大に鉄粉が散っているというあたりまえのことですね。

今回の作業は以上となります。


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