研磨作業って楽しいですか~?
研磨作業・・サンディングって結構な力作業。面積があると億劫になってしまいます。
力が有り余っている若い方なら「楽しいっすっ」て気にしないのかもしれません。が、一日中DIYしている(若くない)私はすぐに電動工具に頼ります。
先日、保管しておいたアルミ板が数枚白化してしまったので泣く泣く研磨することにしました。
本題からそれますが、アルミってさびないという認識で屋外の木製物置内に置いておいたらかなりの面積が白化(錆?)していたんです。2.3か月で・・・ショックです。
900㎜×450㎜のアルミ板を何枚も人力で研磨する気は起きません。そこでランダムサンダーを購入し試してみることにしました。
目次
購入したランダムサンダーと付属品
ランダムサンダー本体
ACKLIFE サンダー 無段変速 ランダムサンダー ポリッシャー 300W(2021.10現在販売されていません。)
販売価格4000円~5000円で同等品が購入できます。
予備サンドペーパー 1550円
Φ125mm 8穴円形 100枚入り
#60 #80 #100 #120 #150 #180 #240 #320 #400 #600・・・各10枚
耐耐ペーパー 1199円
YONIK 耐水ペーパー Φ 125mm 16枚入り 集塵用穴なし
#800 #1500 #2000 #2500・・・各4枚
研磨用バフ 1190円
バリューガーデン(Value Garden) フェルトバフ 細目 Φ125㎜ 3枚セット
ランダムサンダーとオービタルサンダーの違い
「回転しながら円形に振動」するのがランダムサンダー、「円形に振動するのみ」のモノがオービタルサンダーと呼ばれています。
詳しい説明はググればたくさん出てきますので省略させてください。
ランダムサンダーは研磨面が回転するので円形のサンドペーパーを使用します。
対して、オービタルサンダーは振動するだけなのでサンドペーパーは長方形、正方形、アイロンみたいな三角形と様々です。
ランダムサンダーのいいところは、回転しながら振動するので研磨後が目立たないところです。
ワックスがけで表現するとスポンジを一定方向に縦横擦るのではなく、のの字を描いて磨いているイメージです。
なんとなく均一に研磨してくれそうです。
動画を見るのが一番ですね。ランダムサンダーの動きはこんな感じです。
集塵機能&スピード調整機能について
私が購入した機種には集塵機能とスピード調整機能がついていました。
これらの機能はあった方がいいと思います。ちょっと値が上がりますがそれ以上の価値があります。
集塵能力
大変失礼ながら、安価な中華製の集塵機能など「おまけ」くらいかと思ったのですがそうでもありません。
ちゃんと粉塵がダストボックスにたまっています。
もちろん、研磨面からかなりの粉塵がこぼれますが、集塵機能があるとだいぶ違います。作業小屋内で使用してもあまり咳込むことがありません。
(私が鈍感なのかもしれませんが)
この製品ちょと難点がありまして、ダストボックスがなかなか外れません。ただハマっているだけなのですが、結構きついです。
製品の樹脂型サイズの問題でしょうか。もう少しソフトにハマるくらいのサイズ設計でもよかったのではと思います。
ダストボックスの脱着は、女性の力ではかなり厳しいかと思います。
私は、スムーズに脱着できないイライラ防止のためケースと本体の接触部分を少し削って簡単にハマるようにしました。
さらに本格的に集塵をしたい場合は、ダストボックスを外した状態で掃除機のホースを固定すれば快適に研磨作業を継続できます。
スピード調整は必須
購入すれば、後々、いろいろな材料を研磨することになりますので速度は調整できた方がいいです。
柔らかい木材硬い木材、金属面の研磨、樹脂磨き、ヘッドライト磨き、など色々場面でサンダーは使えます。
なので・・・いつも全開では困ります。
商品説明には低騒音と謡っていますが、それなりにうるさいです。
本体のみの振動音は大したことがなくもて、研磨対象物から増幅された振動音が響き渡ることがありますので、自在に速度を調整できる大変助かります。
「まあ、これくらいの騒音ならいいかな」と納得のいくボリュームに調整できます。
住宅街で使うには必須機能かと思います。
使用できるサンドペーパー等について
一般のサンドペーパータイプ
主に木工に使う(と思われる)赤茶色系のサンドペーパーのことです。
ランダムサンダーに使用するサンドペーパーはマジックテープ止めのため専用品となります。
市販のサンドペーパーを使用できないためランニングコストが高くつくのではと思いましたが杞憂でした。
直径125㎜のランダムサンダーは世界標準のようで激安で販売されています。
100枚入り1550円をセットを予備で買っておきました。1枚15.5円です。ムダにはしませんが惜しげなく使えます。
〇使用感について
目的に合わせて番数を選べば文句なしに研磨してくれます。
もちろんザックリと大量の切削が必要な場合にはベルトサンダーをご利用ください。
振動系のサンダーは表面研磨の為の電動工具ですね。
木工なら粗削りで#60~#180あたり、仕上げには目的によりますが、#600から#1000あたりがあればいいかと思います。
ランダムサンダーは削る力はそんなにありませんので結構粗目の#80程度を多用します。
格安のサンドペーパーといえ必ず集塵用の穴が開いていますので助かります。意外とこの穴から吸ってくれますので。
耐水ペーパータイプ
鏡面研磨用に番数#の高い耐水ペーパータイプも合わせて購入しました。
ちょっと割高感があります。16枚で1200円ほど。1枚75円です。
研磨は水研ぎが多いのでマジックテープと耐水ペーパー部分がはがれるのではと心配でした。
想像どおり・・水研ぎすると耐水ペーパーとしては普通に使えましたが、だんだんマジックテープと耐水ペーパーの剥離が始まります。
何度も脱着は出来なさそうです。
かといって番手#の高い耐水ペーパーで空研ぎするとすぐ目詰まりしていしまいます。うーん悩ましい。
磨き用フェルトバフ
ヘッドライト研磨用にとフェルトバフも購入しておきました。
ランダムサンダーの真価が発揮されるのは樹脂へのバフ掛けだと思います。
一定方向に回転する電動ドリル+バフですと回転数が高いと研磨熱であっという間に樹脂レンズの表面が溶けてしまうことがあり使いにくかったで、非常に助かります。
ランダムサンダーの回転運動はとても緩やかです。対象物への押しつけ力が強いと止まってしまうくらい弱い力で回転しているため樹脂レンズに押し付けてもすぐ回転が弱まりあまり摩擦熱は発生しません。
また、電動ドリルなどの回転系でバフ掛けするとコンパウンドの遠心力による飛び散りが気になりますが、ランダムサンダーは低速で回転するため飛び散りません。
まとめ
保管ミスで白化させてしまったアルミ板の研磨をしました。
この面積でもラクラクです!買ってよかったです。
これまで使っていたリョービのオービタルサンダーはあまりに古すぎたので比較するのは酷ですが、巷にあふれているこの手のランダムサンダーのいいところは・・・
〇研磨跡が目立たず均一に研磨できる
〇サンドペーパーがマジックテープでの脱着方式で簡単
〇交換用サンドペーパーが専用品なのに安価
〇簡易な集塵装置が意外と吸ってくれる
というところでしょうか。
これだけ使い勝手がよくお手頃価格で満足しております。