FFヒーターの取り付けに続きまして、次は寒い冬の必需品「温水器」で遊んでみようと思います。
どういうわけか、私Azarashi工場長は「温める、冷やす」といった温度関係が大好き。 夏場なら「卓上でいつまでもアイスクリームが冷たいまま食べる」電気冷凍カップとか作れないかなと妄想してしまいます。
温度を移動させるのが好きなようです。
ネットを閲覧していると結構安価に電気温水器が販売されているのを発見。 温度大好き人間にはたまりません。 ポチリたい衝動に負けFFヒーター取り付け中でしたが「次の工作はこれだ!」と事前に購入。(笑)
今回は「駐車場でお湯を使う」をめざして購入したモノたちの紹介です。
構想中の電気温水器
はじめに何を作ろうと構想しているか(案)を紹介しておきます。 ジャンッ!
電気温水器から直にホースをつながないのは洗車での使用を想定しているから。
電気温水器本来の使い方?「手洗いやシャワー」なら十秒程度~1分、2分出しっぱなしにする、という使い方になります。
洗車ですと、ホースのガンを握って「バ―ッ」と1~2秒出して「ゴシゴシ」こすって、また「バーッ」と1~2秒出してと・・「強く、短時間」お湯を出すことが多くなります。
電気温水器は水流を感知してヒーターがオンなりますので、「バーッ」出してすぐ止める使い方ですと「水流を感知してオンになるや否や水流が止まる」ことになり加熱する時間があまりありません。
事前に保温タンクに温水を貯めポンプで吐出することで、少量でも大量でも同じ温度のお湯を勢いよく出させることが出来ます。
そして水位センサーで、お湯が満タンになったら電磁バルブ「閉」、お湯が半分になったら電磁バルブ「開」と制御すれば電気温水器が頻繁にオンオフになる事も防げます。
それでは、お湯で洗車をするをめざして集めたモノたちを紹介します。
200V仕様電気温水器
まずはメインの温水器です。
Amazonでの表記は「VGEBY インスタント温水器 瞬間給湯器」でした。 購入価格7,700円。
電気温水器のレビューやyoutubeを閲覧してみると大半は「電気温水器は使えない」とか「ちょろちょろしかお湯がでない」と否定的な意見。
「キャンプ用のガス給湯器の方がいいかもしれない」・・・「けどガス缶の管理が面倒かな」・・・「電気なら線を繋ぐだけだし制御も簡単そう」・・・としばらく悶々としていました。
そんな中この電気温水器は比較的好意的なレビューでしたので購入。
結局、こういうものは買って自分の用途で試してみないと分からないんですよね。 そうそう、買って⇒実験して⇒ダメだったら次のアイデアに行く・・これがDIYの楽しみなんです。
上手くいかなければまた別の熱源を考えます。 というわけで、購入して分解してみました。
中の作りに雑なところはありません。 ただ、ケースのサイズの割にヒーターが小さいなという印象。 ガス給湯器のように「熱交換効率のため面積を確保」という感じがありません。
こんな小さなステンレスヒーターでお湯をつくれるのか・・・やはり「ちょろちょろ」としか出ないのではと心配になります。
もちろん、この手の電気温水器は「電熱器で加熱するので相当の電力を必要とする」ことは承知しています。
キッチンで使う電気ケトルでも1200Wなのでお湯で洗車するには200v6000wクラスが必要なのは想像に難くありません。 6000wでもパワー不足だろうと想定しています。
契約電力50Aの一般住宅なので駐車場でお湯を使う時はブレーカ―ダウンに気を付ける必要がありそうです。 (契約変更が必要か)
ステンレス保温タンク
Amazonでの表記は「ウォータージャグ タンク 保温ジャグ 201ステンレス断熱バケツ」でした。 購入価格7,889円。
商品説明には20リットルとなっていますが、実際の容量は14リットル。
よーくAmazonの販売ページを見ると製品規格一覧表があり20リットルタイプの実容量は14リットルと記載。 20リットルと表記するとはどういう意図なのでしょうか。普通に14リットルと記載すればいいのにね~。
今回の用途では20リットルである必要もなく、とても安価にステンレスタンクを販売いただいているのでなんの文句もありません。
さて、どのくらい保温してくれるのでしょうか。 サーモスのような真空断熱ではありませんので全然期待していないのですが、一応確認してみました。
まずキッチンのステンレス鍋で8.2リットルのお湯を作りました。 キャンプ用のガソリンコンロで65度まで加熱。
そして、ステンレス保温タンクに移して温度の低下を記録。
開始時「64.8度」
⇒ 1時間後「56.6度」
⇒ 2時間後「53.9度」
⇒ 3時間後「49.7度」
⇒ 4時間後「45.5度」 と推移しました。
駐車場温水器の目的は「お湯で洗車をする」ですから30分くらい暖かければOK!
これだけ保温してくれれば十分です。
電磁バルブ
Amazonでの表記は「RIH 1/2" AC110V ソレノイドバルブ 」でした。 購入価格3,051円。
こちらはあまり説明することはありません。 シンプルに100V通電するとバルブが開、オフにするとバルブが閉となります。
商品説明には110Vとありますが、日本の100Vコンセントで問題なく動作します。
ダイヤフラムポンプ(圧力スイッチ付き)
Amazonでの表記は「Amarine Made 給水 排水ポンプ ダイヤフラムウォーターポンプ 最大55PSI 20.8L/min 」でした。 購入価格9,850円。
カスタマーレビューには「とても静か」とありましたが・・・そのとおりです! 驚いた。
以前、雨水タンクからの散水用に同じ形状の12Vのダイヤフラムポンプを使っていたのですが、「ブブブッ」と振動のような音が庭に響いていました。
それを想像していたのであまりの静かさに驚きました。
ダイヤフラムがボコボコと動いているはずなのに遠くの方で「ブーッ」となっているような・・・うるさい機械をボックス入れて遮音したような・・・静かさです。
表現がムズカシイですが、遮られたこもったような穏やかな音で、試運転でこの作動音を聞いて「おおー、いいお買い物をしたぞ」と笑みがこぼれました。
付属のホースニップル、フィルターもお値段の割に結構しっかりした製品、という印象。 樹脂製のネジの精度もいい感じでスムースに締め付けられます。
ポンプの動作は、ポンプ下流の蛇口が開になれば圧力低下を検知してオンになり、蛇口を閉めれば圧力増加を検知してオフになります。
この動作圧力は六角レンチで可変出来るので、指で蛇口をふさげば止まる程度の低圧で動作するようにしています。
時間がかかりそうです
毎度のことながら初めて作るものなので試行錯誤の連続。 ダラダラしてたら冬が終わってしまいそうです。
今冬に間に合わなかったら来年に向けての準備だと思ってください。(笑)