中国製品=安い=質が悪い。
という偏見・・・ご高齢の方ほど強いですね。確かに絶対的な品質は日本製に劣りますが、お値段を考慮すると魅力的な商品がいっぱいです(笑)
実際私の部品調達は中国からの国際郵便ばかりです。国内は皆無。
とは言うものの、先日やっと使えるようになった中華製CNC3020にも、ちょっと残念な作りが隠されていました!
2ケ月ほど使ってから、X軸にガタを発見したのです。元からガタがあったのかもしれませんが・・・。
CNCフライスってすげーっ!と喜んでいたのに凹みました。
その凹んだ反動で、自分が納得できるフライス盤を作ってやろう!と思い立ちます。
また自作魂がムクムクと湧き上がってしまいました。
自作好きは、既製品を買おう!とはならないんです。お金がないからではありません。(ないんですが)
自作することに意義があるから自作するんです。経験と知識というおまけが(資産)がついてきます!
CNC3020の残念なところ
さて、中華製、格安フライスCNC3020の残念なトコロはここです。
このボールネジを支えるベアリングにガタがあります。 X軸方向にわずかにカクカクと動きを感じます。当然1㎜ほどもありません。指先で感じるということはコンマ何ミリってところでしょう。
ですがフライス盤たるものバックラッシュ0mmで正確に動いて欲しい! 低価格マシンには無理な要求か?
とりあえず、分解してみるとベアリングがガタガタです。
フライス盤の構造など機械の基本知識がないので、勝手にスラストベアリングなるものがどこかに入っていて軸方向の反力を受けているのだとばかり思っていました。が、入っていたのは普通のベアリング。
ラジコンヘリのベアリングより貧弱でした。
後で調べてわかったのですが、通常ボールネジにはスラスト方向に大きな力がかかるので、アンギュラベアリングというスラスト方向の力を支えられるベアリングを使うものらしい。
Amazonなどで単品でCNCボールネジを検索すると、中華製の廉価なパーツとはいえきちっとアンギュラベアリンが使われています。
でも、組み上げられた中華製のCNC3020はなぜか普通のベアリングでスラスト方向に対する考慮はない。
開けてビックリ、悲しいです。
ちゃんと動いているのですが、耐久性がないのは明らか・・・凹みます。
こいつにアンギュラベアリングを単体で買って組み込むとなると、ばらしての改造が必要になるので今はやる気も時間もありません。
ので、ラジコンヘリの同径のベアリングがあったで旋盤でスペーサーを作って流用です。
手でX軸方向に力をかけても、感じられるガタは無しになった!
おし!ガタが再発するまえに、安心して使えるマシーンを作成するぞ!
レーザーカッターを自作する訳
さっそく部品を検索し始めると、CNCレーザーカッターを自作している方々に遭遇します。
ブログを眺めていくと、「本格的なフライス盤に取り組む前に、お勉強のためにカンタンなレーザーカッターを自作してみるべきだろう」という結論に。
レーザーは切削抵抗を受けないので、CNCマシンに高い剛性を必要とせず取り組みやすいだろうとの判断です。
部品調達
で、本土中国から取り寄せたパーツ類がこれです。
梱包が面白かったので写真にとりました。 しめ縄?で縛られており、正月のお飾りがと届いたのかと爆笑です。
以前、中国に旅行した時に見た高層ビルの竹と縄の足場を思い出します。
○ボールネジ RM1204
○リニアスライド MGN12C
○アルミフレーム SF-20・40
○フレームのコーナー用のブラケット&アルミフレームの溝に入れるナット
写真 無
○Arduino&CNCシールド&ステッピングモーターのセット
○その他の構造材は自作のFRP(ガラス+ポリエステル樹脂)とMDFボードの積層材を使う予定。
続く・・・