
「フライス作業ができるボール盤」の製作からまたまた脱線しております。
今回の記事は植物育成ライトの作製です。
植物育成LEDライトを作ることになったのは
先月、とある森の中のカフェで食事をしたところ「ハーブティー」なるものが付いてきました。
普段お茶系の飲み物はあまり飲まないのですが、そのお店で提供されたハーブティーはなぜか美味しく感じたんです。
で、気になって何のハーブを使っているのか店主尋ねたところ、ご厚意でホーリーバジルの葉っぱを分けてくれました。
ありがとうございます!
いただいた葉っぱでお茶を作っているうちに自分で育てみたくなり、バジルには季節外れであることは承知のうえ水耕栽培を開始。(やってみないと気が済まない(笑))
案の定、芽は出たものの双葉の状態で全滅。
「室内で日当たりがよくないのも一因だろう」と植物育成用LEDを購入。 バジルは日照を好むらしい・・・。
という経緯で「フライス作業ができるボール盤」の合間を縫って「植物育成用LEDライトスタンド」の作製することに。
購入した植物育成用LED

24時間タイマー付きで24時間中に「3時間点灯、9時間点灯、12時間点灯」を選択できます。
光の色調は3種類。 白色(昼間っぽい)、黄色、オレンジ(夕日っぽい)を選べます。
光の強度は10段階選べます。

スイッチはとても使い勝手がよさそうです。
ですが、写真のとおりLEDパネルの状態で販売されていますので、このままでは使えません。 さっそく端材をつかってライトスタンドの作成にかかります。
行き当たりばったりでライトスタンド作成
余っていた木材を使って、行き当たりばったりでライトスタンドを作ります。 まずは完成図。

高さ調整できるようにしてみました。
植物がモリモリ育つことを前提の設計です。(笑) ちいさな森を作ります。
初めに伸縮機構から
一番大変そうな箇所から作製していきます。
いきなり塗装後の写真ですが、伸縮機構は万力のアリ溝ような形状にしました。

1×4材とMDFボードの端材からできています。

MDF材の固定はΦ3㎜のステンレスなべネジ。 ちょうどよい木ネジがなかったので木材を相手に普通のネジです。
写真中の金属用タップで木材にネジ切り。 当然、ネジ山はすぐにつぶれてしまうので瞬間接着剤で固めてからネジを使用します。

ネジ切後、細い棒でネジ山に瞬間接着剤をしみわたらせ、ヒーターで加熱。(せっかち、早く硬化させたいだけ)
そして完成するとこのようにバッチリ噛み合います。

スライドする側(内側)の1×4材のアリ溝加工はトリマーを使っています。
今は販売されていないようですが、フルアルミ製でしっかりしている安物です。(笑) Amazonで8000円ほどで購入しました。
スライドの「稼働&固定」はこのように蝶ネジの締め付けで行います。


LED固定用枠の作成
伸縮機構ができたのでLEDの配置、固定について思考します。

こんな感じかな~、電源線(USB接続)のスペースはどのくらい確保したらいいかな~と悩みます。
こうやって悩んでいる時間がちょっとキライ。 ただただ時間が流れているようで作業が進んでいない・・・という焦った気分になってしまいます。

MDFボードの端材しかないので、左右継ぎはぎです。
ライト幅は60cm。でも端材からは60cmがとれないので30cmを2枚継いで60cmにします。
「長さが足りないので継ぎはぎ」「強度が足りないのでコーナーを補強」と行き当たりばったりの工作で何とかLED用枠が完成。

木部保護剤で着色すればまあまあの見映えになります。(と本人は思っている。)

アーム部の作製
こちらも行き当たりばったりの工作で、出来上がったLED固定枠のサイズに合わせて変形アームを作製。

蝶ネジで挟んでいる部分の厚みは約20㎜。 でも20㎜のままでは根本側の固定が心許ない。
と思い・・・ このように変形したアームになっております。

組み合わせますと・・・、首を振る必要ありませんがこのように稼働します。

底部をまだ万力で固定していますが、これで完成です。
将来、このライトは水耕栽培用のテーブルにコーススレッドで直止めする予定です。
LEDライト10段階照度比較
植物には全然明るくない私はどの程度の照度で照らせばいいかも分かりません。 とりあえず中間くらいの明るさで使っています。
このライトの可変具合はこんな感じ。 カメラの露出、シャッタースピードを固定して撮影してみました。

暗い方から「照度1」「照度4」「照度7」「照度10」の4枚を並べています。
現在、冷蔵庫の横の棚で観葉植物と並べて実験中です。 こうやって部屋の片隅が明るいとちょっとおしゃれな感じがして気分が上がります。
ライトスタンドの根元が万力のままですが・・・・。

ちゃんと育つかな。