当ブログのリンク先には広告が含まれています。

作業日誌 自作したモノ 購入したモノ

作業小屋にパソコンを設置ーとても便利です

時々、作業小屋でパソコンを使えたらなと思う時があります。
「ちょと調べものしたい時」と「CNCフライスを使う時」です。

これまでCNCフライス盤を使うときは、自宅のPCで作ったGコードをUSBメモリで小屋に持ち込んでいました。
Gコードの修正が必要になるとその都度自宅PCと作業小屋を往復することになり結構面倒。

この「CNCフライスのすぐそば(作業小屋)にパソコン(CAD&CAM)がない」という面倒が、CNCフライスを使わなくなる一因でした。

というわけで、今回の作業で「パソコンを設置し作業環境のグレードアップを図り」ます。

ミニPC関連で購入したモノ

ミニPCというモノを購入しました。
デスクトップパソコンの1種でしょうか。最近知りました。 デスクトップPCの本体がとても小さいタイプで、弁当箱くらいの大きさしかありません。

弁当箱本体と、モニター、キーボード、マウスはを合わせて購入。 こちらでございます。

パソコン本体は、BMAX ミニPC B1Pro 。 購入価格12,900円
スペックは、メモリ8GB DDR4、ストレージ 128GB SSD、 インテル Celeron N4000 2コア2スレッド Win11

搭載されているCeleron N4000って最弱CPUらしいです。(笑) Windows11なら安価でいいや・・・と適当に購入しましたので残念な結果に。 最弱なんて言われるとちょっと悲しい・・・。
使用目的は「調べものでネット閲覧」と「CAD,CAMの修正」くらいなので最弱でもなんとかなるでしょう。

モニターは、Acouto XC12 モバイルモニター 12.2インチ   購入価格9,999円

キーボード&マウスは、エレコム ワイヤレスキーボード 無線 2.4GHz  購入価格 3,510円
狭い作業小屋なのでキーボードを作業台に常設するわけにはいきません。 使う時だけサッと取り出し使わないときは立てかけてしまっておくためコードレスは必須です。

モニターアームは、Phichy 壁掛け タブレットホルダー  購入価格3,999円
安価なアームはよりどりみどりでかなり迷いました。 比較的短めでがっちり固定できるタイプを探しました。

中央のノブだけですべての関節をロックできるのでとても使いやすいんです。 旋盤作業で使うダイヤルゲージを保持するマグネットスタンドと同じ構造です。

ミニPC起動

ミニPCって初めてなのでこんな小さく軽~いパソコンが本当に使えるのか・・と不安でいっぱいでしたが、普通に使えました。 
これまでパソコンといえば大きなデスクトップ型とノートパソコンしか知りませんでしたので不思議な感じ。
小さなボックスに接続されているモニターにWindows画面が映っています。 小さなボックスがいつものノートパソコンやデスクトップPCと同じだなんて・・・なんとも妙な感じです。

起動→初期設定しながら「パソコンってこんな小さな箱だけで動くんだ・・軽くて中身もスカスカなようですが・・・」と不思議な気持ちになっていました。
冷却ファンもなく無音なのも「これがパソコン?」と思わせる一因かな。

ミニPC用の設置

さて起動を確認できたら設置作業に移ります。

モニターはアームを壁面にコーススレッドで固定するだけなので簡単でしたが・・・問題は、ミニPC本体の設置。 
パソコンを設置する作業小屋は、樹脂や木材の粉塵が舞い溶接ヒュームが漂う劣悪な環境。 どうやってパソコンを保護しましょう?

考えた末、思いついたのが「ケースに入れ、フィルターを通過した冷却用空気でパソコンを保護する」という案。

こちらが完成図です。

掃除機用フィルタから空気を吸い、ケース内側とパソコンの間の空間を通って排出されます。

フィルターとフタを外した状態です。

直径50㎜の遠心ファンを使っています。 
遠心式なら普通のファン(扇風機タイプ)より強めの負圧を発生させてくれるのでフィルター越しの吸引に適しているはずです。

反対側から見るとこんな感じ

設置後、だれからも見えない部分なので適当な作業になっております。美しくありませんね。

設置場所は棚板のすぐ裏側。 上から埃が降ってくる可能性が一番低い場所だと思います。

矢印のとおり掃除機フィルタから新鮮な空気を吸って下部から吐き出します。  これでPCの冷却&埃対策はバッチリのハズ。

PCケースの作製

写真が前後しますが、PCケースは3Dプリンタ―で印刷しております。

掃除機フィルターの脱着部部のようにオーバーハングがあるパーツは分割して印刷。後に接着剤で合わせています。

接着剤はアクリル用接着剤(ジクロロメタン)。 3Dプリンタ―の樹脂「PLA」と「PETG」の両方とも溶着できる接着剤で重宝しているのですが、「水のようにサラサラで接着個所以外にも流れ出てしまう」という難点があります。

接着面積が大きいと「2つをパーツ固定して隙間に流し込む」という方法では内部まで浸透しません。
そのため「接着面前面に注射器で塗って」から2つのパーツを合わせたいのです次の理由から難易度が高く困っています。
・ジクロロメタンは揮発性が高く塗布後数秒以内に揮発してしまう。
・数秒以内に広い面積に均一にジクロロメタンを塗布することはほぼ不可能。
・あわてると接着場所以外にジクロロメタンが流れてしまい、ジクロロメタンが触れた所は速攻表面が溶け始める。

溶着できる接着剤でゆっくり作業できるモノがありましたらどなたか教えてください。

設置完了の図

早速ミニPCで3DCADを使ってみました。 


簡単なパーツの設計しかしませんので、最弱CPUでもあまり気になりませんでした。今のところ(笑)

小屋で使うパーツを目の前で見ながらCADを使えるって楽ですね。
あと、思い付いたらネット検索できるのもとても嬉しい。

-作業日誌, 自作したモノ, 購入したモノ

© 2025 作業小屋のあざらし