当ブログのリンク先には広告が含まれています。

購入したモノ

格安デジタルテスター やはり難ありでした

商品レビューに切り替えダイヤルがイマイチとの指摘があり購入を躊躇したテスターです。

中華製品がどこまで粗悪なのか、それとも日進月歩で私が購入するロットは改善されているのか、確認してみよう! 問題なければ儲けもの!と注文です。

【商品名】
AOPUTTRIVER AP-4201 超小型デジタルマルチメータ 4000カウント のオートレンジング AC DC 電圧、抵抗、連続性測定[日本語取扱説明書付き]

Amazonでの購入価格は1349円でした。

格安テスターのチェック

〇切り替えダイヤル
指摘されていたレンジ切り替えは問題なし。滑らか、かつ確実な動作感がありました。

〇厚み
格安テスタ―のなかでは意外と薄めです。 使用電池はLR44、2個です。

格安テスター 厚さ比較
左:壊れてしまった日本製          右:新たに購入した中華製

009P電池や単4型電池を使うタイプだとかなり厚くカバンに入れて持ち運ぶには不便ですが、このくらいの厚みならカバンの隅に放り込めるのでどこでも活役しそうです。

※ネット検索時の注意点
厚さのあるテスターの販売ページには、製品の「厚さがわかりにくい写真」をメインに表示しているページもありうっかりポチリそうになりました。

〇収納方法
手帳タイプで、テスターコードを折りたたんで収納できるのは実用的。
他メーカーでは樹脂ケース入り、樹脂製蓋つき、などありますが、樹脂と違って「なかなか壊れない・壊れない」昔からの手帳タイプなのがいいですね。
自分はどうしても手帳タイプが欲しかったんです。

〇テスト棒
計測対象にタッチする棒のことです。 
先端の金属棒は直径2.0㎜と標準的なサイズですが、先端がシャープで電子工作で使いやすそうです。チップLEDやIC(ゲジゲジ)を扱うならこれより丸まったテスト棒は使い難いと思います。

テスト棒の先端 形状

   写真左:新たに購入した中華製。先端が細くて使いやすい。 

〇試しに計測
電圧計を正確に校正できる環境はありませんので、試しにボタン電池を計測してみます。

格安テスターで計測

ちゃんと1.5Vを示しています。テスターの電源を入れなおしても同じ値です。一般人の電子工作には十分です。

格安テスター やはり欠陥がありました

レビューを読んで心配だったレンジ切り替えも何の問題もなく杞憂であったと喜んでいたのですが、やはり爆弾が隠されていました。

電池ボックスに難ありでおすすめできません。私が購入した個体のみの欠陥かもしれませんが。

電池ボックスを開けてビックリ。

格安テスター の欠陥

欠陥1

基盤からの+側金具が上下逆に半田付されていました。金具が低くなり電池が収まりません。購入時は無理やりこじ開けて入っていました。

改良: 金具を上下逆に半田付けし直しました。

欠陥2

ボタン電池をつなぐ金具が左右逆に取り付けられていました。

そのため、2個直列になるべきところ、片方のボタン電池のマイナス極が電気的にバイパスされ1個のみの電圧1.5Vで駆動されていました。

改良: 金具の向き入れ替えで解決しました。

格安テスターの欠陥解消

購入してすぐ付属の電池容量を確認しておこうと分解したのが幸いでした。

このまま使っていたら片方の電池だけで駆動され続け、不正確な計測、早い電池の消耗に不満になったかもしれません。

電池の交換時によーく観察しないと金具逆接もスルーしてそのまま使い続けそうです。

格安テスターは覚悟して購入すべし

現在、先の写真のとおり修正して使用しております。

「クオリティチェックにパス」とのシールが貼ってありますが、全然チェックしてませんね。(笑)

このテストは中身がどうであれ、とりあえず使えていればパスできるようです。

・・・と、苦情を書き連ねましたが、「コンパクトで」、「まあまあ薄め」、「テスト棒も細め」、「レンジ切り替えダイヤルの操作感もよし」、と電池ボックス以外は文句ありませんでした。

電子工作される方なら誰でも直せる欠陥ですので、多少の手間を覚悟で格安品もいいかもしれません。

-購入したモノ

© 2024 作業小屋のあざらし