いろいろ工作をしていると、金属も加工出来たらいいなあって思います。
自由に切断、溶接ができたら世界が広がりそうです。
今、悩み中なのは金属の切断方法。
アルミはやわらかくていいのですが、ステンレスが厄介です。
DIYで金属加工と言ってもレベルはいろいろですが、ステンレス小物を切断するならプロクソンの卓上サーキュラーソーはお勧めです。
私の作業小屋で一番稼働率が高いといっていいくらい重宝しております。
こんな小さな機械ですがおすすめと思った理由は・・・
バンドソーの役立たず
ステンレス用バンドソーでもほとんど歯が立たないステンレスが我が家にあったのです。
ですが・・・、プロクソンの超硬チップソーを付けた卓上サーキュラーソーでは切断できてしまったのです。
Youtubeでバンドソーやコンターマシンを使って金属の丸棒やフラットバーなどを切り出しているのを見て、材料を切り出すにはバンドソー系がいいんだな(ふむふむ)と思い込み、ステンレス用のバンドソーブレードを購入しました。
以前にもステンレス用として販売していたバンドソーブレードを購入しステンレス板を切断したら、あっという間に刃をなめてしまった経験から、今回はお値段もそこそこするステンレス用を買ってみたのです。
これです。↓
商品名 トラスコ中山 ポータブルバンドソー ステンレス用
特長 ・100年の伝統を誇るスウェーデンのバーコ社製材料を使用しています。
・高精度、スピーディーな作業が可能で重切削に最適です。
用途 ・ステンレスなどの難削材の切断に。
これを使えば、フライス盤用のリニアスライドレールを切断できるぞ!と期待に胸をふくらませていたのですが、あっという間にへこみました。
このレール・・・焼き入れしてあるのか、超硬いんです。
参考動画↓
刃と切断相手の相性?
恐らく、刃数、刃の速度、切断相手との相性があるのでしょう。
感触は、同じ硬いもの同士が滑っている感じです。氷と氷をこすり合わせているような感じです。
でもブレードはダメになっていない。不思議~。ツルツルと刃がはじかれている感じです。
その後、動画のとおり普通のステンレス平板、鉄板、ステン丸棒を切ってみた。
やはり、このバンドソーブレードではあまりきれいに切れませんでした。無理やり切っている感じです。
対してプロクソンの卓上サーキュラーソーではサクサク切れているのが分かると思います。使用している刃は、超硬チップソーです。
小っちゃいくせしてよく切れるんですよ。この刃は高いけどお勧めです。〈Amazonで4400円ほど〉
今使用している刃はかなり使い込んでおり、欠けている刃があったりで、ダイヤモンドやすりで自己流の研磨を施しています。だましだまし1年以上使っている古い刃です。
にもかかわらず、ステンレス用バンドソーよりよく切れます。
ステンレス用バンドソーとプロクソンの超硬チップソーの切断面の違いはご覧のとおりです。
ステン平板を見比べると違いがはっきり分かると思います。
プロクソンで切断
バンドソーで切断
残念な結果です。
プロクソンは小物用として使っているので、大きな素材をカットするモーターの大きな切断機を、とバンドソーを購入したのに期待はずれでした。
せっかくいい道具が欲しいを思って買ったのに~(涙)
超硬チップがいいのかな
このリニアスライドのレールは焼き入れしてありかなりの硬度があるようです。
実際、ホームセンターで購入したステン平板はバンドソーで切断できていますので、このレールはハイス鋼の工具では太刀打ちできないステンレスであるという事にしておきます。
後日、このレールのねじ止め用の穴を拡張しようとハイス鋼のドリルを購入したのですが、これも一発でダメになりました。2本ゴミにしました。
結局穴の拡張は中華製タングステンビットでゴリゴリと広げました。タングステンってすごいじゃん!
この経験からタングステンの信者になってしまいました。
超硬チップ=タングステンですよね。大雑把に言えば・・・