作業日誌

金属用バンドソーを自作しています7ー ひねり機構の位置決めに手間取りました

本日の作業日誌は、ひねり機構の固定について。

可動部分のあるモノづくりってシンプルなモノでも意外と大変。 簡単な「引き出しや扉」などでも位置決めを誤るとうまく動いてくれません。

案の定、自作バンドソーのひねり機構の固定に手こずってしまいました。

参考に「ひねり機構を取り付けブレードを駆動するまで」の様子を動画にまとめてみましたのでご覧ください。

ブレードひねり機構の固定

前回作製したひねり機構を本体に固定してみました。 先に完成写真でございます。

下側は完全固定で、上側はスライド式です。

この固定作業(位置決め)に結構時間がかかってしまいました。

現物合わせで「位置決め・サイズ決め」は自作のお約束。 ブレードを実際に装着して現物合わせでひねり機構の位置決めです。

そのためブレードを実際に走らせて通過する位置を確認しなくてはなりません。これが時間がかかるんです。

木工用バンドソーを使った方ならわかると思います。ブレード装着時の調整が大変だという事。(慣れるまでね)
「ブレードをホイールに装着」→「テンションかけ」→「ゆっくり回転」→「あ、外れた!イラっ」・・・はよくあります。

azarashi工場長の自作バンドソーですからメーカー品より軸の精度が悪いのは間違いありません!

「どうせズレていくし調整が面倒だなあ」、「ブレードも溶接しなくてはいけないし」と、あまり気が進まず及び腰になっておりました。
(本心は自分の失敗を見たくないという心理です。(笑))

重い腰を上げてブレードを溶接し、ブレードを装着し実際の回転方向にブレードを回してみると・・・期待どおりブレードはズレていきます。

軸の傾きを調整しブレードがズレずに安定的に回転することを確認したら、ようやくひねり機構の位置決めです。

下側ひねり機構の位置決め

下側(駆動側)は完全固定なのでフレームにネジ穴の位置をマークして穴あけです。(6㎜ネジを使用)
微調整用に穴は大きめにしておきましたが、位置が一発で決まるわけはなく調整が必要な方向に縦長に穴を拡張しております。

だんだんバンドソーっぽくなってきました。

上側のひねり機構の位置決め

上側はスライド式です。 切断対象の厚さに合わせスライドさせ切断対象の直近にひねり機構がくるようにします。

写真の青いラインがブレードの位置です。緑矢印の距離を探るのが大変でした。

説明が難しいのですが、スライドが上側にあっても下側にあってもブレードの位置が変化しない位置をを探します。

写真のスライド用アルミフレームは2作目。やはり一発では決まりません。

金属加工のやり直しは心が折れます。が,途中で投げ出すわけにはいきません。 「途中でやめれば失敗、やめなければ成功」と心に言い聞かせてガンバリマス。

「途中で投げ出さないために!」と材料は予備を購入するよう心がけております。 材料がふんだんにあれば「失敗しても次のアイデアに行こう!」と継続できますので。

そのためazarashi工場長のお小遣いの大半は材料に変換されていきます。

本日の作業日誌はここまで。

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