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自作したモノ 購入したモノ

自作サイクロン用セパレーター(Amazonで購入)

 丸ノコ、リューター、グラインダー、ベルトサンダー、等々、電動工具を使うようになると必ず集塵という問題にぶつかります。

 初めは掃除機を使うのですが、あっという間に紙パックが満タンになったり、目詰まりしてしまいます。

 特にFRPなどの硬質のモノを削ると小麦粉のような粉塵になりますので目詰まり必至です。

 家庭用掃除機に、電動工具から発生する多量の切削屑、粉塵を吸わせるのはカワイソウです。目的外使用です。
 そこで、業務用集塵機を購入するか、家庭用掃除機の手前に自作サイクロンを設置するか、と悩み始めます。

 たくさん集塵できれば何でもいいのですが・・・

 自分は、「掃除機、ブロワー等の手前で粉塵を分離して、モーター側をクリーンに保つ」というところに惹かれサイクロン式を採用しています。

 工作にはまり大量の粉じんを生産するようになりましたら、サイクロン式集塵装置をおススメします。 

 カンタンな自作サイクロンでもきっと「作ってよかった!」と思うはずです。

 ちなみに、サイクロン式ってダイソン掃除機で有名になりましたが、サイクロン式分離機は1900年代初期から工場などで使用されてきた、古―い技術です。
 私は、ダイソンが新しい掃除機を開発した!なんて勘違いしていました。

サイクロン式の性能

 昔からある技術とはいえ、サイクロン式は結構優秀です。
 まずは粉塵分離の性能を御覧ください。

 いかがでしょう?
 これだけ粉塵を分離してくれれば十分ですね。

 リョービのブロワーをエンジンに使っています。吸った後のブロワーのダスト袋を見ると・・・ゴミはほとんどありません。

サイクロンで分離後のダスト袋
サイクロンで分離されダストはブロワーにはほとんど来ない

 自分でも驚きです。

 サイクロン→直にブロワーでは、分離しきれなかったオガ屑がブロワーに吸い込まれるので、ブロワー手前に簡易なフィルタを設置する必要があると思っていたのですが、不要ですね。

 最近作った集塵機はこんな形状でダイレクトにブロワーに吸わせています。

サイクロンとブロワーを一体化
サイクロンとブロワーを一体化

 これで十分です。

 掃除機の目詰まりに悩んでいるのでしたら、掃除機の手前に自作サイクロン設置をおススメします。

セパレーターは市販品を活用

 動画の中のサイクロン部分(セパレーターと言うらしい)はAmazonで販売されています。

 昔はDIY用にサイクロン(セパレーター)は販売されていなかったので仕方なく100均の丸いタッパー等を流用したり、薄いトタン板をコーン状にまるめて自作していました。

 いい時代になりましたね~。

 使用する掃除機(ブロワー)、ダクト(パイプ)、集塵ボックス、などは製作者によりそれぞれになりますが、肝心のサイクロン(セパレーター)だけはAmazonなど販売されている既製品を利用することをおススメします。

 空き缶、タッパー、塩ビパイプなどで作ったサイクロンより、市販の3000円程度のサイクロンの方が高性能です。

 3000円程度で高性能なサイクロンが手に入るのに空き缶、タッパー、塩ビパイプ等で時間をかけて自作するのは時間の浪費かと・・・。

 でも、実験的興味ということで全部自作してみたいんだーという方は、サイクロン部分まで工作して楽しんでみてください。

 ネットを調べると適切なサイクロンコーンの直径、コーンの深さ、流入パイプの直径、などの研究データがありますが、大体似たような形状に作ればほとんど粉塵は分離されます。

 かなり簡易な作りでも分離されますので感動すると思います。

 参考に、Amazonのサイクロン(セパレーター)のサイズは次のとおりです。

サイクロンセパレーター各部のサイズ
セパレーター各部のサイズ

注意

 ネットでは数々のショップがこの手のサイクロンコーンを販売していますが、どれも同じようなものです。同じ型から製造されたものをそれぞれのブランドで販売しているようです。

 ただし、アルミ製のモノだけは、サイズがまるで違うのでご注意を。

 形状は似ていますが、だいぶ小ぶりです。数個のアルミサイクロンを並列で使用する、という前提のようです。

 ブロワーの吸気量からするとアルミサイクロン一個では役不足です。

 自分はCNCフライスのクーラントと切削屑の混合物の集塵に使えないか検討中です。

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