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フライス作業ができるボール盤の作製

今回の記事は次の作品の材料調達となります。 

次に作りたいモノはこちら「フライス作業ができるボール盤」です。 

ちょっと大きめのボール盤です。(私の感覚では大きい)

この材料集めをしている段階ですでに他の作りたモノに気を取られネット閲覧&購入してしまい、先にやるべき「フライス作業ができるボール盤」がなかなか進みません。 
大物の作製なので「面倒だなあ~」と心が現実逃避しているようです。(笑)

完成までは時間がかかりそうです。

さて、現時点では設計→材料集めという段階でなんにも紹介できる「作業」はないのですが、「材料集めも作業のひとつ」として記事にしておきます。

また、今回の作品は少々費用が掛かりそうなので購入履歴も併記していきたいと思います。 
積み上げられた費用は「既製品を購入した方がいいのか、自作した方がいいのか」の判断材料になりますね。

ボール盤を自作しようと思ったのは

「ボール盤でフライス作業は出来るんじゃない」という誰でも一度は思いつく単純な発想が事の発端であります。
単にボール盤にXYテーブルを付けてみたかったんですよね。(笑)

また、「現行のボール盤の高さ不足」も自作してみようと思った理由のひとつです。

ここでいう高さとはテーブルからドリルチャックまでの空間の高さの事です。 今使ってるボール盤はテーブルからドリルチャックまでも175㎜しかありません。
ドリルの刃がチャックから70㎜程度飛び出るとすると(ドリル径による)テーブルからドリル先端までは100㎜程しかありません。

ここでバイスを使って材料をくわえるとバイスによるかさ上げ20㎜が加算されて(100㎜-20㎜)で穴あけできる材料の高さは80㎜程度になってしまいます。
80㎜しかないので、時々「もっと高さがあったらなあ・・・」という場面に出くわすんです。

というわけで、高さのあるボール盤を自作するぞ! となりました。

先の図のとおり400㎜のストロークを確保してありますので、テーブルからドリルチャックまでの高さは最大420㎜になります。 これなら大抵の材料に対応できるはず。

CNC化をしようと思ったのは

XYテーブルは通常「ボールねじ」や「台形ねじ」でスライドされます。
ボールねじを「手動でクルクルまわすのか」「モーターでまわすのか」となれば当然モーターの方が楽しそう。

ボールねじを駆動するモーターといえばステッピングモーターです。

ステッピングモーター駆動となれば当然CNC仕様です。

というわけで、Grblボード(CNCコントローラー)でXYZ軸のステッピングモーターを制御する仕様になってしまいました。
(そう頻繁にはCNC作業はしないと思いますが・・・)

主軸まわりのパーツ集め

まずは主軸、駆動モーター関連のパーツから購です。 シロウト工作ですから「初めに設計ではなく、初めに部品の現物ありき」なんです。

まず最初に集めた部品です。

個人が購入可能な部品(主軸、ベアリング、モーター、歯車など)をまず手元に置いて、その部品を「見ながら・計測しながら」上記の図のようにCADで設計しています。
先に自分の妄想を設計図にしてもこの世に「そんな部品は存在しません」となる可能性大ですから。

まず最初に、初めて使う主軸と16㎜ドリルチャックを購入しそのサイズを現物確認しました。中国(ALIexpress)からの購入です。
主軸の上側ベアリング、下側ベアリングが収まる位置の直径を確認後、テーバーベアリング(日本製)を別途購入します。これで主軸が使えることを確認できました。
テーパーベアリングは上側がNSKの30205番(内径25㎜)、下側がNSKの30206番(内径30㎜)。

モーターは以前作製した低速チップソーと同じブラシレスモーター電動キックボード用を2基がけ。
駆動は平歯車を駆動側20歯×被駆動側42歯にして、1:2.1に減速です。

そして主軸に合わせて歯車やブラシレスモーターの購入です。

ここでの購入額】
主軸                      6,482円、 
ドリルチャックMT3-APU16           4,947円  
テーパーベアリング2個             1,751円

ブラシレスモーター2個            18,523円
平歯車(協育歯車製)20歯×2個、42歯1個   7,893円

  合   計                39,596円

XYテーブルのパーツ集め

XYテーブルといえばリニアスライド。 レールのサイズに悩みます。

考えたことは・・・
・私はアルミ好きなので、加工するのは主にアルミ材。 鉄&ステンレスを扱う予定はない。
・今回の目的は「フライス作業ができるボール盤」。  本気のフライス盤ではない。

というわけで「ガチガチの剛性を求めることもないだろう・・」と初めに15㎜レールのリニアスライドを購入してみました。

でも、設計のため15㎜のリアスライドを眺めているうちにだんだん「15㎜じゃ貧弱ではないか・・」と不安になり20㎜も比較のため購入。


ゴッツイ20㎜を見たら「やっぱ20㎜以上でなくては!」と思わされます。
15㎜と20㎜の剛性の数値的な違いは分かりませんが、20㎜のリニアスライドに決定。

【ここでの購入額】
 リニアスライドHG15長さ300㎜・・・4,999円
 リニアスライドHG15長さ400㎜・・・5,626円
 リニアスライドHG20長さ300㎜・・・5,299円
 リニアスライドHG20長さ400㎜・・・8,776円
 リニアスライドHG20長さ600㎜・・・9,800円
 合   計              34,500円

(HG15は使いません)

今回の部品集めはここまでとなります。 ステッピングモーターや回路は次の記事にします。

本記事でのパーツ購入額は・・・合計74,096円なり。

本体のアルミ材もまだ購入していないのにこの金額。自作は高くつきそうですね~。

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