だいたいパーツが揃いましたので、「ケーブル巻き付けガイド」や「充電コネクター固定具」の収まり具合を確認し取り付けにかかります。
ケーブルの収まり
主な部品は、これだけです。 でも作るのは大変。
ケーブルの収納はこのようになりました。 初めからこのように収納しようと設計したわけではありません。 そこまで先を見通す頭脳はなく行き当たりばったりの結果でございます。
コンセントに向かうケーブルの下に2巻きして・・・
コンセントに向かうケーブルの上に4巻き、というスタイルになりました。
合計で6巻きしています。
充電コネクターの固定具は12㎜合板をU字にカットして木部保護剤を塗布したモノです。 ここだけは異質の木材になりました。
充電コネクターは白い樹脂製です。
受け側をアルミなど硬質なモノで作ると傷だらけになりそう・・・と思い木材に。 アルミやFRP製品といった工業系素材のなかに木材はミスマッチですが、仕方がありません。
前回の記事で載せ忘れましたケーブル取り出し口の収まり具合でございます。
このようにケーブルをFRPのカタマリで挟むことで防水対策をしています。 多少隙間はありますが雨よけとしては十分なはず。
フタのラッチ機構
ドアのラッチ機構的なモノを自作してみました。
簡単にパッチン錠などの既製品でもよいのですが、外観を美しくしたいとの欲望から自作する羽目に。
市販品で代用できないか検索したのですが、望むモノが見つかりませんでした。
ボックス内部がケーブルでギリギリのためできるけ薄いラッチ機構が必要だったので泣く泣く自作。
完成後の写真しかなくスミマセン。(またまた試行錯誤と作業に夢中に・・・)
ボックス外部のレバーから内部の爪までのリンク機構やスプリングの組み込みに苦労しました。
機構作りにまたまた時間を食ってしまいました。
保護テープの撤去
柔らかいアルミなので出来るだけキズが付かないよう養生テープを貼っておりました。
ようやくテープを剥がすときがやってきました!
いやー、美しい! (自己)満足!満足!!
溶接箇所はそのままです。
前作EVコンセントカバーは「溶接個所を全てベルトサンダーで研磨」「全体をヘアライン仕上げ」と手間をかけましたが、それは「LEDで光るエンブレムを組み込むため出来るだけ美しく」とのことでした。
今回の作品は光りません。 そんなに注目されませんので、武骨に溶接跡を残しました。
面倒くさいという気持ちが半分ですが、「溶接跡」と「ケーブル収納」ってマッチしているのでは・・という思いも半分あります。(笑)
コンクリート壁面への固定
固定はこちらのコンクリートプラグを使用。
コンクリートに正確に穴をあけるって結構むずかしい。
鉄や木材と違って中に石や砂利が混在しておりますので、柔らかいセメントや砂の方へドリルが流れていきます。
アルミボックスの4つの穴に正確に対応した穴を開けるため、初めは3.5mmのドリルで下穴を開けました。
3.5mmドリルの開け始めは軽く押し付けて「リューターでやする」かのように掘り進みました。
次に8㎜と行きたいところですが、いきなり8㎜でいくと下穴を無視してドリルが進んでしまいます。 コンクリートドリルって振動で砕いて進むので下穴どおりには進まないんですね。
3.5mm⇒6.0mm⇒8.0mmと進めました。 が、少しずれました。 アルミボックス側の穴を大きめにして対処。
樹脂製ワッシャー2枚をコンクリート側に接着しておきアルミボックスを少し浮かせて固定しています。
固定時には「アルミボックス上部からコンセントへの差し込みプラグが出た状態(2つ前の写真)」でネジ止めしなくはなりません。
構造上、ボックスだけ先に取り付けて後から充電ケーブルを収納することができなくなってしまいました。 行き当たりばったりの弊害です。(笑)
でも、この脱着の面倒臭さが盗難対策になり、結果オーライでございます。
充電ケーブルを盗むにはアルミボックスごとコンクリート壁面から外さなければなりません。 なのでボックスには鍵はありません。
これで帰宅後、サッと充電ケーブルを取り出して車に接続することができます!
トランクから充電器を取り出して・・、コンセントに差し込んで・・、車に差し込んで・・、の苦労から解放です!