スマホホルダーをカーボンFRPで自作してみました。
EKクロス(カーナビレス車)納車後すぐにカーナビを取付けてあります。 ごく一般的なパナソニックの2DINナビです。CN-E330D
このナビの残念なところは、音楽聞くのにスマホやタブレットをBluetooth接続する必要があるということ!
SDカードに入れて再生するという私の感覚にマッチした使い方が出来ません。
17年振りの自動車購入でカーナビの世界も色々変化しており「浦島太郎状態」の私の知識不足でした。
購入後4ヵ月経過しましたが、毎回スマホを接続するって面倒ですね。 少しでも使い勝手をよくすべくスマホホルダーの作成となりました。
市販ホルダーを流用
もっとも自作するまでもなく、市販品をドリンクホルダーに固定するなどすれば一瞬で終わってしまうのですが、ドリンクホルダーやエアコン噴き出し口に設置するタイプが大半で納得の場所に固定できません。
考えた末ここに設置することに。 ↓ ↓ 引き出し式トレーに置くだけの簡単設置
作業小屋には別の工作で「ポリエステル樹脂」やら「ガラスクロス、ガラスマット」やら「カーボンクロス」を使用中。
意味もなく使ってみたくなりました。
固定方法は、①引き出し式トレーにピッタリサイズのカーボンプレートを置きます。⇒ ②市販のホルダーのボールジョイントをカーボンプレートから生やします。
以上です。
↓ ↓ このボールジョイントをカーボンプレートから生やします。
カーボンプレートの作製
MDFボードを引き出し式トレーにピッタリサイズにカットして・・・丸めて・・・アルミテープを貼って・・・、これをマスターモデルにしてFRP積層。
雌型は作製していません。
カーボンは単なるファッションなので表層1層のみ被せています。表面のクリア層は通常の積層用ポリエステル樹脂。
刷毛でたっぷり塗って厚い塗膜を成型後、ひたすら研磨です。
樹脂を水あめのようにどろーっと垂らして盛っています。
洗濯ハサミはカーボンクロスにテンションをかけるための重りです。
表面は刷毛塗りでウネウネしていますので、手間ですが240番~2000番まで手作業で研磨しなおします。
大抵この手の作業をするとクリア層を研磨しすぎカーボンまで研磨してしまいます。
今回もクリア層塗布⇒研磨を2回しています。
私の苦手な手研磨です。あまりやりたくない作業です。
ボールジョイントの固定
ボールジョイントの位置を現物確認して決定。 穴あけして瞬間接着剤で仮止めです。(2つ前の写真)
せっかくツルツルに研磨しましたが、足付けのため再度400番で表面を荒らしています。
カーボンチップで作っておいた四角い枠も瞬間接着剤で固定。この枠の中にカーボンチップとポリエステル樹脂を混ぜたパテを流し込みます。
ボールジョイントは裏側にも5mm程飛び出しており、裏、表からポリエステルパテでサンドイッチしています。機械的に挟んでいるので頑丈です。
完成
黒いパーツばかりで写真が暗くわかりづらいですね~。すいません。
トレーからはみ出てしまうタブレットを固定できるようになりました。
カーボンプレートの外周(裏側)には10㎜幅のエプトシーラーを貼って「滑り止め兼振動防止」を図っています。
運転中に操作することはないのでスマホやタブレットを助手席ににでも放っておくだけでも良かったのですが、きれいに設置してみたくなりました。またまた自己満足。
ですが、作ってみたところであまり役に立っていないような・・・・。不完全燃焼な工作でした。