作業日誌 自作したモノ

EVコンセントの設置ー紫外線対策でアルミケースを作ってみます

今回の工作はEVコンセントのアルミカバーの作成です。

ちょっと話が逸れますが・・・、

今年6月に妻の軽自動車を三菱EKクロスに更新してから、だんだんと「自分の車も18年モノ、そろそろ更新かな」と思いはじめておりました。

そんな思いを抱えたまま先月試乗してしまいましたので、Amazonでポチるかのようにそのまま三菱のPHEVを注文してしまいた。

妻とお揃いで三菱の車というのもちょっと楽しい。

三菱さんにちょうど在庫があったようですぐ納車されました。ありがとうございます。

EVコンセントのカバーを作りたい

EVコンセントの設置場所は、先回の記事でマリンライトを付けた駐車場のウッドフェンス。

ここは西日がガンガンあたります。
ここのウッドフェンスや樹脂電線管はかなり劣化しており「木材や樹脂製品って対候性が低いなあ」と思っておりました。

色あせていく樹脂製コンセントをそのままつけるわけにはいきません。「紫外線で劣化しにくいのは金属かな・・」と、アルミケースに収めることにしました。

試作品の作製

試作品といっても大したものではありません。 厚紙製です。
材質はとにかく、「図に描いて出てくるアイデア」と「実際の立体を目の前にして出てくるアイデア」は全然違います。

使うパーツたちを眺めて構想を練っていると「ここから配線を通せるなあ、穴をここに開けるとカッコ悪いなあ、〇〇と××が干渉するなあ・・」などなどいろいろ見えてきます。

というわけで面倒でも、厚紙で箱を作り、パーツを並べ考えてみます。

↑ パナソニックのEVコンセントとタイムスイッチを並べてみます。配線がきつそうですが、これでいけそうデス。
早速アルミケースの作製に入ります。

アルミケースを溶接で作製

またまたお得意のアルミ溶接です。といっても上手であるという意味ではありません。
ちょっとアルミを溶接できるようになったので調子に乗っているという意味です。

まず展開図どおりにアルミを切り出します。

パネルソーでカットしているのでプラバンや厚紙をカッターで切るのと手間は変わりません。
カットするたびに「材料切り出しの道具は工作を楽しむ基本だなあ」と思います。

材料の準備(カット)で手間がかかるとテンション下がっちゃいますものね。
DIYに興味を持って当ブログに来られたみなさまには「楽々にカットできる工具にお金とかける事」をおススメします!

毎度おなじみ自作パネルソー。
ノコ刃の有効ストロークが950㎜ほどのミニパネルソーです。 茶色いカバ-の中をノコ刃が走ります。

続けて、TIG溶接で箱状にします。
その後、今回の作品は溶接箇所を含め全面研磨としました。 溶接のモリモリはベルトサンダーで落としています。

強度を考えたらアルミ溶接の跡を残したままにするべきですが今回は単なるカバー。

電気設備系のウォールボックスをアルミで作るというコンセプトなので、メカメカしい溶接跡をなくしてプレスで作られた工業製品風をめざしてみました。

※溶接で完全なボックスを作るときの注意。 
 必ずどこかに2㎜程の穴を開けておきましょう。溶接熱で空気が膨張して最後の溶接箇所が噴くことがあります。

アルミボックス開口部の加工

ちょっと苦手な窓開け作業です。 切断ではなくくり抜きとなると「ドリル&ジグソー」を使うしかありません。

ジグソーで完全な直線は難しいし、ジグソーのベースプレート(アイロンのように滑らせる部分)で製品のアルミに傷が付いてしまいます。

ベースプレートと製品側両方を養生してのくり抜きです。

タケノコドリル、使っていますか

くり抜き作業の4隅に開ける大き目の穴(10㎜~15㎜)に便利なのがタケノコドリル。

実は最近使うようになったのですがかなり便利! 厚さ5mm程度の対象で穴径20㎜位までなら圧倒的に楽できれいな穴が開きます。

使う前は、「タケノコのように段々とは安易な発想だなあ、とりあえず穴があけばいいだろう的な工具だなあ・・」なんて思っていたのですが優秀な工具です。ゴメンナサイ。
今では2本持っています。(笑)

厚紙製と同じアルミ製ケースができました

厚紙で試作したケースと同じアルミケースの完成です。

試作してますのでサイズ間違いはないかと思います。 ここまで作業してやり直しは勘弁です。

実はもう少し大きい方がよかったかな‥という気もしたのですがこれで十分目的は果たせます。(そのはずです)

フタの作製

フタも同じく2㎜厚アルミ板を溶接して・・研磨して・・作りました。

作製中の写真はありませんが、フタを付けるとこんな雰囲気に。

シンプルな金属の箱って「昔の機械」を連想させますね。

最新のPHEVに電気を供給するというイメージからはズレているような・・・。

フタの開閉はボンネットキャッチで

フタのラッチは車のボンネットキャッチを流用しています。黒いボタンを押すと開放される便利商品です。

Amazonで2個入1200円ほどの安価な製品ですが、結構カチッとホールドしてくれていい感じ。 また何かに使わせていただきます。

黒い部分はアルミ製、頭がボールのネジはステンレス製です。(アルミの金具はazarashi工場長製です)

ドア、ラッチ系の取り付けは位置決めを慎重にやらなくてはなりません。ピッタリ決まるとスムースな開閉に笑みがこぼれるんですが・・なかなか大変。

位置決め中の図 ↓ ↓

穴を少々大き目にして工作のズレを吸収できるようしてあります。 私の工作技術では一発でピッタリはあり得ません。

これでようやくアルミのケースが完成です。

これから中にEVコンセントやタイムスイッチなどを配置していきいます。

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