購入したモノ

私のブルーライトカットレンズは青い光をカットしていませんでした

ブルーライトが眼に悪いといわれメガネが必要ない人もメガネを購入する時代になりました。10年くらい前からでしょうか。(古い?今はちがうのかな・・・)

私もブルーライトカットメガネ持っています。

照度計を購入し色々計っていると「LEDのブルーライトってそんなに危ないのか(強力なのか)」という疑問が湧いてきます。

きっと、科学的思考をする方ならモニターの光量と自然光の光量を比較して「どうしてモニターを見る時だけブルーライトカットを勧めるのだろう」と疑問が過ったことがあるに違いありません。

というわけで、「LEDのブルーライトの強さはどれほどか」、「ブルーライトカットレンズは青色LEDの光をカットするのか」、実験してみました。

初めに結論 

  • LEDのブルーライトは日中の光と比べたら弱小である。
  • ブルーライトカットレンズは青色LEDの光をカットしていない。

照度計での光の強さの比較

照度計では特定の色は計れませんので、明るさを比較して考えてみます。

①自然光の明るさ

自宅の窓際で実際に測ってみました。

※雨の日の窓際の机の上の明るさ(照明器具オフ)    1600ルクス 

※晴れの日の窓際の机の上の明るさ(照明器具オフ)  24000ルクス(2万です)

②LED素子の明るさ

使用LEDは、青色=角型FluxLED(8㎜角) 紫外線=Φ5㎜砲弾型LED。
距離6センチの至近距離での明るさ。

※青色LED   (12V18mA時)   1079ルクス

※紫外線LED  (12V18mA時)   1930ルクス
肉眼では弱い紫色の光ですが、測定値は結構ありますね。見えない紫外線が出ているんですね。怖っ。

数値で示しましたが分かりにくいですね。感覚で表現すると、30.40㎝くらいの距離では直視できない明るさです。

③携帯のモニターの明るさ

※スマホの画面から2センチの至近距離で5.2ルクス (弱すぎない??)
暗すぎて写真はありません。

どうでしょう。モニターの光はとても微弱です。ブルーライトカット眼鏡を買ってしまった身には辛い結果です。

LEDのブルーライトの強さについて

繰り返しになりますが、

日中の卓上の明るさ(曇り)       1600ルクス

日中の卓上の明るさ(晴れ)      24000ルクス

モニターから2センチの距離での明るさ   5.2ルクス

と暗い曇りの日と比べても307分の1の明るさしかありません。

たとえモニターの光は「青色成分が多いのだ」「青色の波長はエネルギーが強いのだ」と説明しようとも、この微弱なモニターの光の内、青色成分だけが飛びぬけて強く「日中の室内の明るさ」を超えているとは思えません。

かく言う私もこの結論は感覚的には分かっていたのですが、「ブルーライトは危険」、「ブルーライトカット製品はカッコいいオシャレ」という世間の雰囲気にのまれ買ってしまったようです。(笑)

本当にブルーライトが眼に悪くカットしないとやばいなら、モニターを見る時だけでなく「日中の室内でも」「屋外でも」ブルーライトカットレンズを着用する必要があります。

自然光の強力な光は許容するのに、モニターを使用するときはブルーライトカットレンズを使用する、というは理屈が通っていない感があります。(私にとっては科学的な思考と思えません。)

ブルーライトカットレンズでカット具合をチェック

せっかく青色LEDと紫外線LEDがありますので、自分のブルーライトカットレンズの性能をチェックしてることにしました。

結果、青色の光はカットしていませんでした。 衝撃!!

ご覧ください。 まずは青色LEDです。

ブルーライトカットレンズの比較

青色LEDの光はほとんどカットしていません。近眼用レンズなので光が若干拡散しているため少し暗く見えています。

次は、紫外線LEDです。

紫外線LEDの比較

紫~紫外線領域はだいぶカットしています。

注:青色LEDの波長は470nm、紫外線LEDの波長は不明(CMOSカメラ画像から紫~紫外線領域まで照射していると判断)

この結果をもって「インチキだ」とは言いません。ブルーライトを何と定義するかによると思います。おそらく「可視光で一番波長が短い紫色付近をさしてブルーライトと言います」、ということなのでしょう。

そう理解しておきます。

ブルーライトはカットされていませんでしたが、紫外線付近がカットされていたので目に優しいレンズであることは間違いなさそうです。

ブルーライトカットに関する近年の研究結果

気になってググると案の定・・・

〇〇眼科学会は・・米国の研究は・・と始まり次の見解がいくつもヒットしました。

・ブルーライトカット眼鏡には眼精疲労を軽減する効果がまったくないとの報告
・人工の光は日中の光と比べとても微弱であるとの意見

さらにブルーライトは悪いと宣伝する側の説明をよく読み返すと、やはり「ブルーライトは眼に悪いとされています」といった断言を避けた表記になっています。

うそは言っていません。一本取られました。

私も購入時には「本当にブルーライトをカットするのか、ブルーライトは悪いのか」という思考は頭の中から飛んでいました。

これがマーケティングってやつなんですね。うまいですね!

とはいっても、騙されたなんて気持ちはありませんよ。「ちょっとレンズがブラウンでカッコいいじゃん」と製品に満足しているのでそれでいいんです。

-購入したモノ

© 2021 作業小屋のあざらし