うちの作業小屋ではドレメルのリューターが活躍しております。
ドレメル純正のコレットが1つしかないので予備品を!とAmazonで購入したところ大失敗。安物買いの銭失いってやつです。
話は逸れますが、「ドレメルのリューター」という表現は厳密にはおかしな表現ということを初めて知りました。
「手で持つ小型電動グラインダー」を「リューター」と呼んできたのですが、実は「リューター」って日本精密機械工作株式会の「リューター」という商品名がそのまま「手で持つ小型電動グラインダー」の代名詞になったものだそうです。
なので「ドレメルのハンドグラインダー」などと呼ぶのが正解ってことですね。たぶん・・・。
さて、話は戻ってこの記事では買わないほうがいい安物のコレット2点を紹介します。
ドリルチャックとコレット両方が必要
工作を続けていますと先端工具がどんどん増えてきます。ネットで格安で入手できますのでついつい買ってしまいます。
先端工具の軸径は2.35㎜、3㎜、3.17㎜、3.2㎜がとまちまちですが、軸径に合わせてコレットを交換するのがちょっと面倒。
普段はドリルチャックを使用して異なる軸径に対応しているのですが、ドリルチャックにも欠点があります。
振動に弱いんです。
特に3㎜軸タングステンビットなどで硬めのモノを切削すると振動が激しく簡単に緩んできます。
20秒~30秒に一回、リューターを止めて増し締めする事も。
これでは作業がはかどりません。重切削する場合はコレットに差し替えてガッチリ締め上げています。
ドレメル純正3㎜コレット 売ってない?
リューターの付属品の3.0㎜コレットが一つしかないので予備を購入したくネットを検索すると、ドレメル正規品は0.8㎜、1.6㎜、2.4㎜、3.2㎜しかありません。
うちの作業小屋には3㎜軸の先端工具が多いため3㎜用コレットを一番使います。
そこで格安の社外品のコレットを購入したのですが・・・これが使い物になりません。
買わなきゃよかったコレット
これです。
販売者は違えど、Amazonで販売されているほとんどのコレットは同じものだと思います。
写真だと分かりにくいですが目視ですぐ分かるほど偏芯しています。
旋盤のようなマシンで回転させながら作製してはいないようです。ボール盤で真鍮の丸棒にシロウトが穴あけしたレベルの偏芯です。よく販売できるなあ。
写真のとおりドリルをつけるとブレがヒドイ。 上が格安コレット、下が純正コレット
もちろん純正品でも長めのドリルだと先端はブレますが、切断砥石、ダイヤモンドディスク、タングステンピットなど長さ3~4㎝程度のモノなら純正品のブレは問題にはなりません。
が、この社外品コレットほど偏芯していると振動がひどく使えません。
注:私が購入したモノがたまたまハズレ品だったのかもしれません。商品レビューには「買ってよかった!」という意見が多数あります。
買わなきゃよかったコレット その2
もう一度社外品にチャレンジです。
純正の3㎜コレットがネット見つからないのでダメ元でもう少しよさげな社外品コレットを購入。
販売ページにはステンレス製と記載されておりクオリティ高そうでしたが、これも騙されました。
本品は偏芯はあまりひどくないようですが、ドレメル用と記載しておきながら太すぎてハマりません。ほんの0.2㎜程度外径が太いのです。
ダメ元で旋盤にくわえて外径を落としたところ偏芯もわずかで使えそうです。よかった。
ですが、これも市販品としては失格でよね。というより販売ページの説明は偽りです。(厳しい言い方ですが・・)
・旋盤で外径調整が必要ですと記載してください。(笑)
・ステンレス製ではなくステンレス調と記載してください。(笑)
(銀色ですが中身は真鍮製です。旋盤でサクサク削れて切り子が金色(真鍮)です。)
旋盤で加工すれが何とか使えるので「まあいいかっ」とazarashi工場長は納得していますが、ドレメルを使っているみなさんはどうしているのでしょう。
3㎜コレットはあまり使わないのかなあ?