作業日誌 購入したモノ

ルームミラー型ドラレコー三菱エクリプスクロスには付きませんでした

EKクロスにデジタルルームミラーを取付けて数か月。クリアな後方視界を味わうともう普通の鏡には戻れません。
本当の鏡の方がいいという方もおられると思いますが、デジタルルームミラーの「これはいいなあ・・」と感動したところを初めに紹介させてください。(工作からは脱線しますが・・・)

視界が広い、死角が少ない

デジタルルームミラーはリアガラスに取り付けたカメラからの画像を見ていますので、リアピラーや後席同乗者に視界が妨げられることがありません。このメリットは大きいです。

そしてこの「リアガラスのカメラから見ていること」の一番のメリットは後退時の安全性のアップだと思います。

SUV車はリアガラス位置が高く車内からの後方視界はとても悪く、「車内からの目視」や「普通の鏡」では自車のボディの陰に子供がいるのは・・なんて不安がぬぐえません。

対して、デジタルルームミラーだと「リアガラスのカメラ」から見ているため後退時の死角が少なく安心です。

加えて通常のバックカメラ(ナンバープレート付近装着)も後退時にナビ画面に表示されますので後退時の死角はほとんどなくなります。ほんと安心です。

夜間もよく見える

夜間も普通の鏡以上に後続車の様子がわかります。
製品説明の「暗視機能」という表示は「あくまで広告」と思っていたのですが、普通の鏡以上に後続車の車内がはっきり見えます。
正直言って「覗きをしている」くらいよく見えるので申し訳なくて信号待ちでは見ないようにしています。

機械好きのazarashi工場長の目を輝かせる製品でございます。 エクリプスクロスが納車されたら早速取り付けするしかありません!

ここから本題の作業日誌に移ります。

簡単には付かなかった

エクリプスクロス納車前からデジタルルームミラ-を購入して準備万端だったのですが、純正ミラーの厚みがあり過ぎで付きませんでした。 これは誤算。

エクリプスクロスのルームミラーは自動防眩ミラーで内部に何かしらの基板が入っているようでボテッとした形状です。

無理やりに取り付けは出来るのですが分厚いミラーにモニターを重ねるってかなり不格好。これはどうしても避けたい。

アフターパーツでアームだけ販売されていないかなと検索しましたが見つかりません。1点だけあったのですがAmazonでも楽天でも在庫切れ。
市販のアームを流用または改造するという案は難しそうです。

悩んだあげくの結論は、純正ミラーアームの切断

今後、純正ミラーを使うことはないでしょうし(前の車も純正ミラーは撤去していた)アームを自作している時間もありません。というわけで一番手っ取り早い今付いているアームの改造で済ませます。

ボールジョイント部分を切断!

「新車を切断・穴あけ」に抵抗ある方もおられるかと思いますが、アザラシ工場長にとって車は一つの工作材料。「下取りを考えると加工はやめた方がいいかな・・」など誰かに遠慮したりはせず今を楽しみます!

アルミ板t=3㎜を溶接し・・・

カメラ三脚用ボールヘッドを取付け・・・、カーボンプレートを取付け・・・

カーボンプレートにルームミラー型ドラレコを固定する。という案になりました。

完成図は上記写真のとおりで、展開するとこのようになります。

ボールジョイント

自在に首を振るためのボールジョイントは三脚用ボールヘッドを流用。すでに別の用途購入してあった在庫がありましたのこれを活用。
Amazonで1098円で購入したモノでお値段の割にしっかりとした意外とカッコいいデザインです。

締めるとガッチリ固定され緩まず安心なのですが、「ネジを弱めに締めてボールジョイントをひねって角度調整」という使い方は難しい製品です。

金属ボール対金属フレームのかじり合いで固定されている感があり、ちょっと緩めればボールジョイントはグラグラでちょっと締めれば全く動かなくなります。

滑らかな可動は難しいので三脚用としては質が悪いかもしれませんが、絶対に動かないという点で今回の用途にはもってこいです。

カーボンプレートの作製

簡易な型で済ませました。
毎度おなじみ「アルミテープを離型剤替わりに貼り付けたMDFボード」を型にしてカーボンクロスを積層していきます。

プレートの厚さで剛性を出すため厚めします。といいましてもカーボンクロスだけで厚みを出すには10プライくらい必要そう。
たかが板切れに高価なカーボンを多量に使う事は気が引けるので、今回は「カーボン2プライ」+「ガラスマット」+「カーボン2プライ」という積層にしました。

ハンドレイアップで積層後、上面も平滑にするため鉄板をこのように配置して硬化させます。

鉄板にはマスキングテープ+100均アルミテープを貼って離型を容易にしています。 「鉄板にワックス」でも離型はしますが、離型後の鉄板のお掃除を考えると初めにテープを貼った方が楽です。
テープを剥がせば即、もとのきれいな鉄板に戻ります。 効率アップです。
100均アルミテープは剥がすときに破けやすく鉄板から剥がすのがかなりの手間。マスキングテープの上から貼れば剥がすのが簡単です。

離型後、必要なサイズにカットしてから表面研磨します。 耐水ペーパー#400番⇒#800番⇒#1500番⇒#2500番と研磨し、コンパウンドで研磨します。
一生懸命磨いても誰も見ないところなんですけどね・・・。でも、「自分の出来るだけの技術をもって良い作品を作りたいじゃないですか~」と可能な限り丁寧に作ることにしています。

完成

取り付けるとこんな感じです。 

アルミパーツとステンボルトが手作りという雰囲気を醸し出していますがアーム部分はほとんどカバーに覆われて見えません。
もともと車内からはアーム部分は見えませんし、車外からフロントガラス越しにアームを見る人なんておりませんのでこの程度の仕上げで妥協しておきます。

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